旧集落と団地の境目あたり、クリークと道路に挟まれた小規模な変形地ということで、あまり使い勝手のよい公園ではありませんが、ほかでは見たことがないタイプの遊具を2つ見かけたので記録。
1つめは、この親子滑り台。
ハシゴ部やデッキ部を共用して2本の滑り部を持つ滑り台はよくありますが、このモデルが共用しているのは支柱のみ。
スペースはコンパクトに、それでいて利用者の交錯を避けることができるという優れものです。
もっとも、下に小型を入れたために、大きい方の滑り台は通常のものよりもかなり高くなっており、デッキ部に立つと生け垣越しに隣の家を覗けてしまうほどです。
もう1つは、非常に原初的な複合遊具。
小ぶりなジャングルジムと円筒型のラダー遊具を渡り廊下のようなデッキで繋いでいます。
ただ、渡り廊下の部分ではとくに何ができるわけでもないのに、変に長いところがまた良いと思います。製作者たちは、どれくらいの長さが子供たちに受けるか、色々と試してみたのではないでしょうか。
どちらも単純な滑り台やラダー遊具からの進化の途中にあるようなデザインで、今の時代のスッキリした遊具にはない味わいがあります。
経年劣化と安全基準の強化から、こうした古い遊具は都市部の公園からはどんどん消えていますが、補修しながら使えるうちは末永く大事にして欲しいものです。
(2014年11月訪問)
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