もっとも佐賀市の市街地は駅南から佐賀城の間なのですが、駅前中央の1丁目だけが南側にあり、2、3丁目は駅北にあるため、まったく中央な感じがしない不思議な地区です。
公園の一角に、公園設置のいわれを記したモニュメントがありました。
■裏面の碑文より
この公園は第31回国民体育大会が佐賀市を主会場地として開催され市民各位の絶大なる御協力により大成功のうちに終了いたしましたので、これを記念して設置します。
昭和51年12月27日
第31回国民体育大会佐賀市実行委員会会長 佐賀市長 宮田虎雄
碑文を素直に読むと、ここが若楠国体の会場だったわけではなく、あくまで国体を記念して小公園をつくったということのようです。国体記念の公園といえば、たいていは陸上競技場を持つ大きな公園ですので、珍しいパターンだと思います。
公園の中は、パーゴラと木製柱の複合遊具、砂場などの遊具を一方に集めて、中心部に広場を大きくとる構造になっています。
遊びの中心となるのは、大きな砂場の中に据えられた複合遊具。2本の滑り台を備えています。
黄色い滑り台の方が形が面白くて人気がありそうですが、滑り部の手すりにあたる部分が低すぎて小さな子どもには難しそうです。
若楠国体の記念ではありますが、クスノキばかりではなく紅葉の美しい樹も植えられていて、落ち着きのある新家公園でした。佐賀駅から徒歩3分なので、落ち着くばかりでも良くないとは思いますが。
(2014年11月訪問)
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