No.848は青森市にある青い森公園でしたが、そこから500メートルほど離れた海沿いには「青い海公園」があります。この二番煎じにもならないほどにフラフラなネーミングには驚かされました。
事業としては、1988年(昭和63年)の青函連絡船の廃止にともなって、残る港を一般向けに再整備・活性化させようというウォーターフロント開発(なんと80年代的な響き!)によって生まれた港湾緑地であるようです。
公園の中にあって目立っているのは、青森県観光物産館・アスパムの三角形をした建物。奥のビルの高さは76メートルで、青森県で一番高い建物だそうです。
そこから西(青森駅)の方向へ木デッキのプロムナードを進んでいくと、青函連絡船として活躍した八甲田丸が保存されています。船内が見学できるはずなのですが、この時は早朝だったので遠くから眺めるだけでした。
目を転じて、青森駅に近い側に見えるのは「ねぶたの家 ワ・ラッセ」。祭りのない時期でもねぶた祭の魅力の一端を味わうことができる見学・体験施設です。こちらも、この時は時間がなくて前を通りすぎるだけでした。
港に面した公園なので、ところどころにそれっぽい飾り物が設置してあります。
でも操舵輪の下半分を隠しているのには、どういう意味があるのでしょうか。
アスパムから東方向へは、木デッキではなく石張りのプロムナードになります。
これを進んでいくと、鬼の割り箸みたいなモニュメント、
アザラシが踊っている水遊び場、
必要以上に目立つ足洗い場、
ぽつねんと木製遊具が置かれた広場などがあります。
かつては産業の場として市民の日々の生活にはあまり縁がなかった港沿いが、とても開放的になっており、早朝なのでジョギングやウォーキングを楽しむ人が集まっていました。観光目的にはどうかと思うところもありますが、市民が楽しんでいるだけで十分に価値のある整備です。
ここからさらに東へ進むと、石碑大集合の「聖徳公園」に達するのですが、そこはまた明日。
(2014年10月訪問)
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