灘北公園は、神戸市灘区のJR線北側の住宅地の中にあります。
緩やかな斜面地に立地しており、園内は小さく2段に分かれているのですが、下段側は周りの住宅よりも道路よりも一段掘り下がった高さになっています。
おそらくは住宅や道路が排水処理対策で少しずつ嵩上げをした時に公園だけが取り残されたのだろうと思うのですが、公園のすぐ隣を流れる小さな川がJR線路の下を潜るトンネル水路に入る所に当たるので、もしかすると大雨の時などに川が溢れても公園側に流れ込むような遊水地機能が期待されているのかも知れません。
公園にとっては、このくらいの高低差はちょうど良い遊び道具です。
ガケの一部は玉石を埋め込んだガケ登りになっています。
ガケを昇った先には、コンクリート製の動物遊具。ライオンとカメだと思うのですが、かなりデフォルメが効いていてイイ感じです。
とくにライオンは、遠目から正面を見た時はフクロウかと思いました。たてがみの後にボディが全部隠れていたとは。
そのほかにはブランコ、滑り台、太鼓橋のラダー遊具などがありますが、コンクリート動物のインパクトが一番でした。
ちなみにこの公園のすぐ目の前には、もともと国鉄の東海道本線と分かれて神戸製鋼所の工場へと引き込まれていた専用線の貨物駅があったのですが、紆余曲折があって現在は2016年(平成28年)開業予定の新駅工事の真っ最中です。
工事が進めば線路の下をくぐる人道トンネルもずいぶんと雰囲気が変わり、また公園を利用する顔ぶれも変わることと思われます。
(2014年9月訪問)
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