No.749の一番町公園で触れた神戸市長田区の番町地区。一番町から七番町まであるうちに三番町2丁目にあるのが、三番町二丁目希望公園です。
その名称だけ聞くと阪神・淡路大震災からの復興事業の中で整備されたように思うのですが、実際に行ってみるとやや古いタイプの遊具や公園施設が多く、もっと以前に整備された公園なのかも知れません。
例えば公園南側出入口付近にある休憩所、北端にあるパーゴラなどは直線的なデザインが多い金属製で、震災後のここ10数年の間のモデルではないように思います。
遊具は、今でも販売されているような小規模な複合遊具と揺れる動物、そのほかに成人向けの健康器具が何基か置かれています。
また、幼児向けの水遊び場(ジャブジャブ池)が設けられていましたが、いくら幼児向けとは言え小さすぎるように思います。
この大きさでは、遊んでもあまり楽しくない→あまり使われない→そのうち節水でもっと使われなくなる、という悪いループが懸念されます。
全体的に草臥れた感じのある公園で、リニューアルなり利用活性化なりの方策が必要な段階に来ているように思いました。
ただし、このあたりは震災から20年経っても復興途上といった感じで大きな空地があちこちにあるので、そうした土地に住宅や商業施設が建ってまちの状況が固まってこないことには、公園が次のステップに踏み出すことも難しいのですが...
(2014年6月訪問)
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