No.751の崇仁公園で登場した鴨川西岸の崇仁地区。その南に連なるのが東九条地区です。両地区を貫いて流れているのが、江戸時代初期に開削された高瀬川。歴史の教科書や森鴎外の作品にも登場しています。
北河原公園は、この高瀬川に沿った東九条北河原町にあり、2~3年前に開園したばかりのまだ新しい公園です。
真新しい園内は、中央に複合遊具と揺れる動物、パーゴラを置き、また健康器具も置かれて、最近の小規模な公園に多い「広場なし、幼児・高齢者向け」の施設内容になっています。
ただしこれは、すぐ隣のブロックに大きな広場を持つ公園が別にあるので、両公園の役割分担を意図しているものとも考えられます。
しかし、この公園の特徴は、高瀬川に下りられる親水エリアを設けていることです。
川を挟んで向かいにある市営住宅も、比較的最近に建て替えられたものと思われ、そちらにも親水エリアがあるので、両方から川を楽しむことができます。
川を見下ろす場所には、地域の子供たちがデザインしたというサカナ型のベンチも設置されています。
がしかし、問題は高瀬川の水量が、根本的に少ないということ。
上流の木屋町あたりを流れているのをご覧になった方は多いと思いますが、だいたい10センチ(くるぶしあたり)くらいまでの水深しかありません。
で、訪れた時はこの有様。
護岸に付いた水の跡を見ると、数10センチくらいまでは水が来るようなのですが、この時は川底もよく乾いていて、普通に歩いて往き来することができました。
もしかすると上流が工事中で堰き止められていたのかも知れませんが、ちょっと残念な親水エリアでした。
●京都市による公園紹介ページ
(2014年6月訪問)
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