残念ながらあまり利用されていないようで、砂場にはかなり草が入ってきており、ブランコの周りも伸びてきています。
本来、茂っていて良いのは隣のマンションとの間の目隠しになっているトレリスくらいのはずですが。
この路地みたいなのを通り抜けた先が公園なのですが、路地に面したバイク屋さんが自分の敷地のように使っているのも、なんとなく公園から人を遠ざけてしまう遠因のように思います。それに原因を押し付けるものではありませんが。
しかし、この公園も阪神・淡路大震災の直後には活躍しました。
まだ全然茂っていないトレリスの横にナンバー無しのバイクが並ぶのは、先ほどのバイク屋さんが商品を避難させているところでしょう。
1995年1月撮影 (株)総合計画機構 所蔵 |
ブランコは、ブルーシートをかぶせてテント代わり。
避難生活、ないしは潰れた家から運びだした家財道具を保管するのに使われています。
1995年1月撮影 (株)総合計画機構 所蔵 |
砂場の柵は、物干し台。
1995年1月撮影 (株)総合計画機構 所蔵 |
そのほか、近くの家々から運びだされた物品が公園内に散らばっています。おそらくは利用するために運び出したのではなく、壊れた家具などを集めて仮置きする場所として使われていたものと思われます。
1995年1月撮影 (株)総合計画機構 所蔵 |
「いざという時には役に立つから、普段はあまり使われていないくても存在意義がある」という考え方もありますが、できれば普段からきれいに使ってもらえれば嬉しいのですが...
(2014年5月訪問)
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