神戸市中央区の相生町は、江戸時代中期から兵庫津岡方(兵庫津を構成する町の中でも、浜に面していない町)の1つに数えられた町で、1874年(明治7年)に現在のJR神戸駅が開設されると新しい市街地・商業地として栄えてきました。
その後、時代とともに港の中心が兵庫港から神戸港へ、中心市街地も三宮駅の周辺へと移っていったため往事の賑やかさは失われましたが、今も公共施設や会社事務所などが多く賑やかな地区です。
そういう地区なので現在も公園は少なめですが、その中でなんとか確保されている遊び場が相生町東小公園です。
敷地はちょうど町屋1棟分くらいで、資料によれば273平米。間口が狭く、奥行きが深い長方形をしています。
とくに間口が狭いからと言うわけでもないのでしょうが、園名板はスリムタイプ。
その横に物騒な立て看板があるのは、繁華な地区なのでご愛敬。
敷地の一番奥にブランコと滑り台との複合遊具があり、その周りに少し座れるところがあります。
子供さんが遊んでいたので遊具の全体写真はありませんが、滑り台の出口が公園の一番隅にはめ込まれいるのが、いかにも狭苦しくて気の毒でした。
少しでも広場を大きくしよう、遊具に上った時に隣の家を覗かないようにしよう、といった条件を満たすと、このような配置になってしまうのでしょうが、壁に向かって滑り出ていく感じがどうにもいけません。
(2014年5月訪問)
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