ここでは阪神・淡路大震災からの復興過程で、丁目ごとに8つの小公園が整備・再編されました。どれも面積は500平米ほど、互いの距離も100~150mほどしか離れていませんので、公園計画の視点から欲を言えば「いくつかまとめて広めの公園をつくるか、それぞれに性格(施設内容)を変えてバラエティに富んだ公園群をつくるか」を考えたくなりますが、地元の方々や市役所で色々と検討された結果、遊具広場仕立ての小公園が8つ連なる格好になっています。
その中でいちばん東端、会下山小学校のすぐ隣にあるのが上沢通1丁目公園。
8公園の中で唯一バス通り(地下鉄も通っています)に面しており、道路に面したところは石敷きの休憩園地に、離れたところは遊び場になっています。
休憩園地とは言いましたが、背伸ばしベンチと、ツイスト運動のできる健康遊具があります。個人的には、こんな賑やかな道路に面したところで運動をする気にはならないのですが、実際の使われ方はどうでしょうか。
遊び場の方は、中央に土の広場を、北端に盛土をして研ぎ出しの滑り台(半分山遊具)を置いています。
滑り台の裏側はすぐコミュニティ道路になっており、道路から自然な流れで公園内に入っていけるようになっています。
小学校が近いので子供の利用も多いと思うのですが、ボール遊びの場としてはちょっと心配が多いですね。
1丁目ということで、松本通全体の震災復興区画整理の記念碑も置かれています。
■協働のまちづくり
上沢通において住民のみなさんと神戸市が協働してすすめた土地区画整理事業による「安全で快適なまちづくり」の完成を記念し、この碑を設置します。
平成13年10月
(2014年1月訪問)
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