ただ、小田南公園と比べると整備年次が古いので、並べてみるとやや古ぼけた感じが出ています。
もともとの工場跡地のうち中心部は県立尼崎病院となっており、その北側のひとまとまりが大物公園、病院の東側と南側の細長いところが大物川緑地だということです。
それにしても、この案内図もかなり古ぼけています。
大物公園としての中心施設は、日本列島をかたどり、各県の樹を植えたという郷土の森。1970年(昭和45年)に造成されたものだそうです。
かつて工業都市として、全国からの労働者が集まっていた尼崎らしい施設だと言えるでしょう。
森の中に入ってみると、もともと県境を表していたのであろう石列があるにはあるのですが、整備から年次が経ってかなり分かりにくくなっています。
どの樹が何県なのかという表示もなく、整備当時を知る人にとっては、ちょっと悲しい状態なのではないかと思われます。
ところで、尼崎市のお隣、伊丹市にある昆陽池公園には、池の中に日本列島をかたどった島があります。
大阪空港を飛び立った飛行機からも見えることで有名ですが、伊丹市のサイトによれば昆陽池のものは1972年からの整備だそうですので、大物公園の方が古いようです。
Googleマップの空撮で見ると、昆陽池の方が列島の形がしっかり見えますが、これは島にカワウが繁殖しすぎて糞で木が枯れているためです。
それと比べれば、大物公園の方は列島の形は言われなければわからないくらいになっていますが、それは樹がしっかりと生長しているということなので、まぁ良いのかなとも思います。
もっとも、どちらにせよ公園内から見る分には、なんの形かなんてさっぱり分からないのですが(笑)
●昆陽池公園(伊丹市)の日本列島
●大物公園の日本列島
もう一つの名物は、D51。
普段はフェンスに覆われていて見るだけですが、日にちを限って開放されます。
ボランティア団体の方々が機関車の管理に協力しておられるそうで、屋外に出しっぱなしの展示にしてはきれいに保たれていると思います。
遊具が殆ど使えないくてボロボロいつ壊れてもおかしくない!広々としてゆっくりできるからいいかなー
返信削除匿名さま
返信削除ブログ作者です。コメントありがとうございます。
この記事を書いてから7年以上が経つので、この時よりももっと古びてしまったのでしょうか。
大きな事故が起きる前に対策をとってもらえるとよいのですが。