真教寺は、戦国時代の「鳥取城の戦い」の一方の主役・吉川経家の墓所がある由緒ある寺なのですが、1952年(昭和27年)の鳥取大火で被害を受けた後、復興都市計画の対象となって墓地が市街化区域外(円護寺)に移転し、その跡地が公園になりました。
ちなみに墓地を郊外に移転・集約して跡地を公共用地として確保する手法は、関東大震災、戦災、大火など市街地が大きな被害を受けた後の復興計画で、よく使われたものです。
現在はサル、ウサギなどのいる無料の動物公園として、鳥取の子供たちに親しまれています。
少し前までは獣舎も草臥れた感じで、この先どうなることかと危ぶんでいたのですが、10年ほどかけて徐々に改修がおこなわれて新獣舎、芝生広場、噴水広場などが整備されています。
園名板は大きく「動物公園」とだけ書かれています。
鳥取市内で動物がいる公園はここだけなので、これで十分通じるということでしょう。
中に入るとライオン像。
鳥取市の小公園の出入口にはアニメ風のライオン像が置かれていることが多いのですが、ここのはリアルタイプ。さすがは動物公園です。
無料の公園ですが、けっこう色々な動物がいます。
金網越しの写真はわかりにくいので、しっかりと写せたヤギくらいしか掲載できませんが、ふれあいゾーンにはアライグマやプレーリードッグなどもいて、週に2回のふれあい体験が開催されているそうです。詳しくは鳥取市のサイトで。
また、担当者の方々の工夫で、ふれあい体験が開催されていない日でも色々楽しめるようになっています。
とんちクイズ「この鳥は何という鳥でしょうか?」
...ぜんぜん分かりません。3番は銀色のペンだからペンギンかな。みんな枝に吊してあるから「鶴(つる)」じゃダメですか(笑)
それに比べれば、動物漢字クイズの方がまだわかります。
ミミズ、ヤモリ、ダチョウ... 真ん中の上(蟋蟀)が分からないのでめくってみたら「コオロギ」でした。
青地で舗装されているのは噴水広場。地面から噴き出てきて、上で遊べるタイプです。
芝生広場も新しくなっています。幼児連れのお母さん方には嬉しいですね。
もっとも全面リニューアルされているわけでもなく、遊具広場は古い時代のままです。
砂場に山遊具、コンクリート製の汽車、ブランコなどがあります。
山遊具の表面には、なにやらウサギのマスコットが描かれています。
パッと見て、智頭急行のマスコット「スーパーはくとくん」かな、と思ったのですが、
智頭急行(株)のサイトより引用して表示 |
よ~く思い出してみると、1989年開催の「鳥取世界おもちゃ博覧会」のマスコットだった「ロビットくん」でした。
おそらく、1989年時点で古くなっていた遊具にペンキを塗り直したのでしょうが、それから25年が経ちました。次の補修の時には、おそらく消えて無くなることでしょう...
(公財)鳥取童謡・おもちゃ館 わらべ館 のサイトより引用して表示 |
隣の真教寺には、樹齢350年と伝えられる見事なマツもありました。
●鳥取市HP『真教寺公園ふれあい体験のご案内』
●鳥取世界おもちゃ博覧会について触れたサイト
(2013年10月訪問)
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