飯田市街地の北方に、標高1535mの風越山(かざこしやま,ふうえつさん)があります。街のどこからもよく見え、市民に親しまれてる山のようです。この山の麓にも大きな公園(風越山麓公園)があるのですが、それとは別に市街地にも「風越(ふうえつ)公園」があります。
「山からはけっこう離れているのに、どうしてだろう?」と思いつつ訪れてみると、どうやら1976年(昭和51年)まで飯田風越高校があった跡地につくられた公園だからという理由のようです。
公園の北半分には、中規模の複合遊具を中心に据えた遊具広場があります。
最近はこういう金属パイプばかりの複合遊具は減ってきたので、今風のプラスチックが多い遊具とはまたちがった趣きが感じられます。
公園の南半分はグラウンドです。
この部分は、高校だった頃からあまり変わっていないのではないかと思いました。
ところで、公園そのものは市の公園なのですが、隣接地に長野県立の飯田創造館という文化施設があって公園と直結しています。立派で味がある建物なので、高校があった頃からの古いものかと思いましたが、施設のHPを見ると1979年(昭和54年)に建てられたもののようです。
そして度々触れていますが、飯田市は川に削られて出来た台地の上にある街で、至る所に崖地があります。この建物も崖に沿って建てられており、公園側から入るといきなり3階です。
創造館のすぐ前には「風越窯址」という表示がありましたが、これ以上の案内はなく、どこが窯址なのかは分かりませんでした。高校が移転して公園をつくる時に、江戸時代の窯址が調査されたそうです。
●飯田市による公園紹介ページ
(2013年7月訪問)
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