寺門公園は、東灘区北青木の住宅地の中にある小公園です。現在の町名では北青木2丁目ですが、Wikipediaによれば1971年以前は寺門町という字があったようです。
ちなみに、公園のすぐ近くには阪神電車の「大茶園踏切」というのもあります。こちらも旧字(茶園町)に因むものだと思われます。現在の市街地の中には、寺も茶園も見あたりませんが、きっと昔は色々あったのでしょう。
さて現在の寺門公園。小さな公園の割には、凝った装飾の出入口があります。
西洋彫刻についての造詣がまったくありませんので、誰が何をかついでいるのかは分かりませんが。
公園内のほぼ全景は、西側から見るとこんな感じです。
西側に木陰のパーゴラと砂場、東側に小さな複合遊具、ブランコ、滑り台などがあります。
角度を変えて東側から見るとこんな感じ。
複合遊具の滑り台が緩い上にグネグネしていて、非常に滑りにくそうで気になりました。
公園内で目立つのは、敷地規模に対してスケールアウト気味に育ってしまったヒマラヤスギ。写真には入りきらないので、大きさが伝えられませんが。
陽あたりの関係か、風で傾いたのかは分かりませんが、根の部分から大きく反ったヒマラヤスギが舗装を持ち上げています。心なしか、パーゴラの支柱も少し傾いているように見えます。
あと小ネタ的に気になるのは、この行き止まり出入口と車止め。
フェンスの向こう側には、以前は神戸製鋼の社宅があったと思うので、その頃は出入口が通じていたのだと思いますが、現在のスポーツクラブに建て変わった時に塞がれたのでしょう。
別段スポーツクラブに用事はありませんが、向こうが見えるのに通れないというだけで、なにか寂しさをかき立てられます。
(2013年4月訪問)
【2018年5月追記】
久しぶりに寺門公園を訪ねてみると、育ちすぎだったヒマラヤスギが跡形もなく伐採されていました。跡地のレンガもきれいに敷き直されて、樹が生えていたことは思い出せないくらいです。
この頃の公園では、大きくなりすぎた樹を伐ることが増えています。
どうってことない公園なのですが、入口にある像から
返信削除「ベルサイユ」と名づけています。
Unknownさま
返信削除こんにちは、ブログ作者です。コメント有難うございます。
そしてベルサイユ! わかりますww
これ台風の時すっごい気が揺れたから伐採業者来たけど急に「ズガァァン!」て音したから(切られたんか…)って悲しんだ
返信削除匿名様
返信削除ブログ作者です、コメントありがとうございます。
これだけの大きさの樹になると、近くの方々は長く見守っておられたと思うので、無くなってしまうと寂しいものだと思います。
もともと、植える場所が少し間違っている(パーゴラに近すぎる)というあたりが問題だったとは思いはするのですが。