阪急、JRの宝塚駅がある一帯が栄町です。
宝塚では、もともとNo.419の湯本台広場やNo.420の湯本公園がある武庫川右岸に「宝塚温泉」があったのですが、明治の終わり頃に左岸に「宝塚新温泉」という施設が開業します。これは後の宝塚歌劇や宝塚ファミリーランド(遊園地)の前身となるものです。
『角川日本地名大辞典 28 兵庫県』(角川書店)によれば「(栄町は)歌劇や動物園を中心とした新温泉の商店街に名づけられたものか」と書かれており、歌劇とともに歩んできた繁華な地区であるようです。
そんな栄町の一角、阪急宝塚駅のすぐ横、ただし駅から宝塚大劇場に向かう方向とは反対側にあるのが栄町公園です。
とは言え、公園そのものは大型マンションと高架駅との間に挟まれた谷間のような場所にあり、遊具広場仕立てで、これといった特徴のない公園です。おそらくマンション開発に伴って整備されたものではないかと思います。
駅近という立地は悪くないのですが、イベントや待ち合わせには駅前広場、のんびりするには武庫川沿いの遊歩道がすぐ近くにありますので、どうしても穴場スポット扱いになってしまいます。
細長い敷地に、木製の小さな複合遊具、揺れる動物、ベンチなどが並びます。
遊具の目玉は丸太づくりの複合遊具。小ぶりですが、砦風でいい感じを出しています。
(2013年4月訪問)
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