兵庫県宝塚市には古くから街道沿いの温泉場があったと伝えられますが、明治になって「宝塚温泉」が開業し、いまのJRや阪急が通じたことで一気に郊外レクリエーション地として賑わいを見せるようになります。
それから100年以上が経ち、辺りが住宅地として拓けていく中で、温泉街は埋もれて目立たなくなってしまいます。ちょっと街から近すぎたのかも知れません。
そんな宝塚温泉街の真ん中にあるのが、湯本台広場です。
斜面地の高低差を活かした水景施設(滝)を中心とした石張りの広場で、遊び場というよりは休憩やイベント開催などに使いやすい公園です。
そして、この滝の水が湯本からの温泉である、といった事実はありません。「湯本町」という町名ですが、温泉の影はとても薄いと言えるでしょう。
そして、ちょうど訪れた時には親子連れの団体が来ていて思うように写真が撮れませんでした。なので写真はこれだけ。
おまけ
公園のすぐよこにあるビリヤード場の看板。この店がいつからあるのかは分かりませんが、温泉街の雰囲気をわずかに醸し出しています。
(2013年4月訪問)
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