淡路島南端の港町・福良(ふくら)は、かつては徳島・鳴門と結ぶフェリーの発着港でしたが、1985年(昭和60年)に大鳴門橋が開通してからは定期客船航路は無くなり、今は「鳴門の渦潮」を見る遊覧船、貨物船、漁船などの港となっています。
岡の原公園は、この福良港を見下ろす丘の上にあります。
福良の街から、津波の時には避難路にもなるという細道を上ること15分ほどで岡の原公園に着きます。
周囲にサクラやツツジなどが植栽された広場がありますが、舗装・排水のせいか、あるいは車両の進入が多いのか地盤は少々荒れ気味です。
これと言って目立った施設はなく、丘の突先に東屋とベンチがあるくらいです。
ここからは、福良港、その先の福良湾が見渡せます。
ところで、東屋の横には、この公園の整備にあたって功績のあった人物の記念碑があります。写真を見ると、自ら鎌を振るって草刈りなどしておられたようで、翁の業績に敬意を示したいと思います。
●長舩武翁を讃える
福良をこよなく愛した翁は、人と人、人と自然とのつながりを人一倍大切にし、町づくりに大きな夢を持ち続ける。
ここ福良港を一望できる岡尾山一帯を住民のふれあいと憩いの場にせんと一大公園化構想を提唱、開発委員長として卓越したリーダーシップにより郷土の公園化事業に心血を注ぐ。
ここに翁の偉業を讃え、住民の感謝の意を表し、翁ゆかりのこの地に永く顕彰す。
平成14年10月吉日 福良町づくり推進協議会
(2013年4月訪問)
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