清洲橋通り沿いの、三方を道路に囲まれた細長い三角地(うち二方は車道に直面)にある小さな公園です。
この界隈は江戸時代以来の寺町だったのですが、関東大震災で焼失し、その後に清洲橋通りが開かれたり、周囲の道路が付け替えられたりした時に三角地ができたようです。
昭和中頃の地図を見ると、この場所は交番敷地になっています。交番なら道路に囲まれた三角地でも構わないのですが、公園としては少々難しい立地です。
歩道に面した側に出入口が開いており、入ると複合遊具が一つあります。
遊具から奥に向かってどんどん幅が狭くなっていくため、奥の方は倉庫置き場くらいにしか使えません。
背の高い樹の一本でもあれば落ち着きが出るしランドマークにもなろうかと思いますが、わりと最近のリニューアル工事の際に植えたと思われる4~5mほどの樹しかありません。
遊具の周りにあるベンチは、なぜかキュウリ形。
それで改めてよく見てみると、スツールには河童が描かれています。
さらによく見てみると、時計の下には河童の絵のプレートがはめ込まれています。
そこで気づいたのは、歩道のある東西の通りをずーっと進むと、合羽橋の交差点なのですね。
この公園のあたりまでを合羽橋本通りと呼ぶのかどうかは知りませんが、それに因んだデザインなのだと理解することにします。
(2013年1月訪問)
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