350/1000 一葉記念公園(東京都台東区)

2013/05/20

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明治の小説家・歌人である樋口一葉の名を冠した一葉記念公園は、1978年(昭和53年)発行の『日本公園百年史』の附表によれば、もともと1938年(昭和13年)に竜泉寺公園という名称で開園したものだそうです。
これが戦災で荒れ果てていたところを、1949年(昭和24年)に地元の方々が再整備して失われていた一葉記念碑を再建し、これにあわせて公園名も改められたようです。公園の向かいにある区立一葉記念館ができたのが1961年(昭和36年)ですので、まず公園を整備・活用することで気運を高め、記念館の開館に至ったというところでしょうか。
一葉記念公園

ということで、現在の一葉記念公園。
色々と記念はしているのですが、幼児向けの遊具などもあって、地元の利用とも共存しているようです。

記念のための物件としては、こちらが1949年再建の「一葉記念碑」。撰文は菊池寛です。
ちなみに菊池寛の生家跡の隣にある高松市の中央公園はこちら
一葉記念公園

その横には、「一葉と樹」なる解説板もあります。公園内に一葉に因んだ植物が植えられているかと思いましたが、訪れたのが冬枯れの時期だったのでよくわかりませんでした。
一葉記念公園

こちらは「一葉女史たけくらべ記念碑」、1951年に建てられたものです。小説『たけくらべ』の舞台は公園のある竜泉一帯だということです。
一葉記念公園

幼児向けの遊具としては、ブランコ、すべり台、砂場があります。
一葉記念公園

滑り台の側面には人力車のイラストが描かれています。
一葉記念公園

そして、その横には人力車型のベンチが。
せっかくのベンチなので、観光客が記念撮影に使えるよう、背景にゴチャゴチャと貼り紙や立て看板を置くのはやめて欲しかったと思います。
一葉記念公園

(2013年1月訪問)

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