吉原公園は、いわゆる吉原のソープランド街の中にあり、No.347の京町公園と同じく、江戸時代に「お歯黒どぶ」と呼ばれた吉原遊郭の外周堀跡に面しています。
そうは言っても京町公園の周りは旅館(とその名残)が多いブロックだったのでまだ平気でしたが、こちらは公園から道を挟んでソープランドが立ち並んでいるため、くれぐれも人物にはカメラを向けないよう、写真を撮るのにも緊張してしまいます。
有名どころの店としては、ボクシングジムの運営でも知られる角海老本店が目の前です。
とは言え、周りは完全に風俗街なのかというとそうでもなく、公園に隣接してマンションなどの住宅も多くあります。ですので、滑り台、ブランコ、鉄棒などの一般的な公園遊具もちゃんと置かれています。
ソープ街側の入口にはケヤキの樹と組み合わせたようなデザインのパーゴラがあり、その下を通って公園内に入る格好になります。
見映えのするパーゴラを入口に置いて内外を繋ぐというのはよくある手法ですが、ここでは通路部分だけが通行可となっており、スツールの置かれている部分は立入禁止になっていました。屋根の老朽化などが原因なら通路部分も同様のはずですので、管理上の理由があるものと思われます。
遊具とパーゴラを除けば、あとは広場という作りです。
パーゴラ越しにソープ街というインパクトの強い景色を望みますが、公園も存在感の面でそれほど負けてはいないと思いました。夜になるとわかりませんが...
(2013年1月訪問)
一葉記念館の東にある公園は本当は玉出公園である。
返信削除匿名さま
削除こんにちは、ブログ作者です。コメントありがとうございます。