江戸時代に開かれ、時代々々の変化を受けながらも遊興地として栄え続ける吉原の一角に京町公園はあります。
「京町」の名は、もともとは上方から移ってきた人たちが営業していた遊郭があったことにちなむものだそうです。
京町二丁目通りから公園内を眺めるとこんな感じです。
通りと通りの間を貫く細長い敷地になっています。あたりの建物もだいたい同じような形状になっており、これは遊郭街だった頃の建物の区画割によるものです。
ここを通り抜けて向こう側に出ると、吉原の遊郭街の外になります(江戸時代には「お歯黒どぶ」と呼ばれた外周堀があったので、すっと外に出ることはできませんでしたが)。
敷地が細長いので、滑り台付きジャングルジム、揺れる動物、ブランコ、チューリップ形の回転遊具などが一列に並んでいます。
比較的新しい遊具は、こちらの乗っかると回転して止まらなくなる遊具。
大人が乗ると気分が悪くなること請け合いです。
竜吐水はわかるのですが、動力竜吐水とは?
あと、トイレの壁がオシャレです。
そしていつもながら、歴史系のちょっと古い解説板の説明不足ぶりには泣かされます。
「旧町名由来案内」と銘打っていますが、新吉原の由来ばかりが長く、京町二丁目の由来はイマイチよくわかりません。日本橋(旧・吉原)の五ヵ町の説明までで終わってしまい、それが新吉原に移る時や移ってからの話は書かれていないし...
(2013年1月訪問)
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