276/1000 若葉公園(東京都新宿区)

2013/02/20

プレーパーク 新宿区 身近な公園 東京都

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東京はもともと細かい地形の起伏が多い街で、地名にもその様子が残っているところがよくあります。四谷というのもそれで、古くは4つの谷があったと言います(諸説あり)。
この若葉公園のある場所はその谷の中にあり、地下鉄の四谷と四谷3丁目の間、甲州街道から南側の急な斜面地を下っていった谷底にあります(谷に沿ってさらに下がると、No.271のみなみもと町公園に着きます。そこがこの谷の出口にあたります)。

公園へ向かう細道はこんな感じ。奥に見える大きなビル(聖教新聞の本社ビル)の足下に公園が小さく見えています。

現地に区の教育委員会が立てた案内板がありますが、この坂道の名前は「闇坂(くらやみざか)」だそうで、状況が窺い知れるかと思います。

公園を取り囲む道も、軽自動車と人とのすれ違いが難しいほどの狭い道ですが、そうした稠密な市街地にこそ公園が必要だとも言えます。

さて、公園の敷地は細長く、中央部に人工の流れがあって大きく二つに仕切られています。

流れの西側が遊具広場で、幼児用の滑り台、お洒落なアーチ型の屋根がついた砂場、揺れる動物などがあります。

流れの東側は多目的広場で、隅の方に健康遊具が並んでいます。
手前に見える大きな円盤は、取っ手をもってグルグル回すと肩の運動になるというもの。やってみると肩の高さがピッタリ合わないためか、今ひとつスッキリしない回し方にしかなりませんでした。

流れは、単なる水景施設というわけではなく、公園の地下につくられた水害防止のための雨水貯留施設の一部であるようです。
やはり谷底ということで、あたりから水が流れ込みやすい位置にあるのでしょう。

また、この雨水貯留施設の関連機械室、もしくは防災用倉庫と思われる建物があり、その一部が遊具になっています。屋上には小さな複合遊具が置かれ、そこから公園内に入る階段は巨大滑り台と融合したものです。

地形、敷地形状、周辺市街地の状況など、決してよい条件にある公園ではありませんが、園内はよく使われ、よく管理されており、近隣の方々に大事にされている様子が見て取れました。
プレーパークの活動もおこなわれているようです。

(2012年11月訪問)

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