252/1000 福島市児童公園(福島県福島市)

2013/01/27

鉄道遺産 福島県 福島市 遊園地のある公園

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「児童公園」は都市公園法でいうと、同法が1993年(平成5年)に改正される以前にあった公園の種別で、現在は街区公園と呼ばれているものです。以前は都市内の小さな公園は子供の遊び場としての役割が主だと考えられていたのですが、よく見たら子供だけじゃなく大人だって憩うし、お年寄りだって体操するしということで、ユーザー名である児童公園から配置単位名である街区公園に呼び改められました。

しかし、こちらの福島市児童公園はそれに当たるものではなく、市の健康福祉部が管理する施設です。もともとは隣に児童文化センターもあったようなので、福島市としては児童福祉法に基づく児童厚生施設(屋外)として位置づけているのではないかと思われます。
他の自治体では、これにあたる施設は「児童遊園」と呼ぶことが多いのですが、マンション開発に付帯するような小さな遊び場を児童遊園と呼ぶ自治体もあり、呼び名のルールは一律ではありません。

と、そんな堅苦しい前振りから始めてみましたが、じつは福島市児童公園の正体は「市がやっている入場無料の遊園地」なのです。

まずこちら、入口は小学校風ですが、パステルカラーで明るい気分になります。

そして写真の水平がうまく取れていませんが、公園案内図です。

園内には所狭しと乗り物が並びます。
右隅に小さく写るのがメリードッグ、その横は豆電車です。このあたりの乗り物遊具は1回100円です。

こちらは豆汽車と、線路の内側は豆自動車。いわゆるバッテリーカーです。

池の水は涸れていましたが、周りにはサイクルモノレール。誰も乗っていなかったので車両の写真が撮れませんでしたが、ヘリコプター型のヘリサイクルだそうです。そして足元にはポッポくん。

飛行塔は、なんとスペースシャトルです。1~4の番号が付いているので、それぞれコロンビア、チャレンジャー、ディスカバリー、アトランティスということで。

小型乗り物は30円。どれも丁寧に手入れされていました。

しかし、ここが単なる遊園地ではなく、公園と名乗る所以は無料遊具の充実にあると思われます。
手前は四層になっている螺旋滑り台、奥は滑り出しは二つなのに出口は一緒になる不思議な合流型滑り台。

こちらはゾウのジャングルジムと一体になったローラー滑り台。ゾウの鼻ではなく尻尾が滑り台という意外性のある物件です。
写真を撮りきれていませんが、そのほかにも各種滑り台、ジャングルジム、ブランコなどが目白押しです。

揺れる動物も各種大集合。当ブログの分類では、ラッコ型1キリン型1パンダ型5コアラ型3にあたります。
ウマの付いた遊動木は初採取です。

そして隣の元・福島市児童文化センターとの境には、C57-46号機が展示されています。

もしかすると、できた当時はもう少し郊外だったのかも知れませんが、今はすっかり住宅地の中。
こんな楽しい公園が同じ町内にあっては、近くに住んでいる子供たちは熱が出るのではないかと心配なくらいです。

ちなみに、このほのぼの楽しい児童公園の隣にある元・児童センターは、今は放射線モニタリングセンターになっています。

福島市による公園紹介ページ

(2012年12月訪問)

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