江戸時代の藩主・藩祖を祭神とする神社は全国にありますが、この和霊神社は藩主に疎まれて殺された家老を祀っている点が面白いところです。このご家老、お祀りされるまでの間はかなり祟って大変だったそうですが。
その和霊神社の参道の横に和霊公園があります。
神社の方が宇和島でも格の高い神社ですので、それに合わせて、公園も参道に近いところは落ち着いた雰囲気の広場になっています。
また、町の中心的な公園ですので、色々と記念碑が並びます。
宇和島出身で宝酒造の中興の祖といわれる大宮庫吉の銅像。
こちらは宇和島空襲死没者追悼平和記念碑。不謹慎ですが、魚の頭みたいなちょっと面白いデザインです。
右が吟魂碑、左が宇和島生まれの漢詩人・中野逍遥の詩碑。
「吟魂」とはあまり聞き慣れない言葉ですが、辞書によると「うた心。詩情。詩魂。吟情。」とのことなので、隣の詩碑とセットなのでしょうか。
そして参道から遠くなると、少し賑やかな雰囲気も出てきます。
遊具広場は、なかなか個性的・独創的な遊具が並びます。
アメリカ・インディアンのテント(ティピー)のようなものに、巨大なおろし金のようにも見える滑り板が付いた滑り台。
ちょっと何の動物なのか判別のつかないシーソー
山遊具の本体だけでは飽きたらず、その上にさらに滑り台を継ぎ足したもの。
滑り台本体以外はあまり使われていなさそうな複合遊具などがあります。
また、遊具広場の横には蒸気機関車C12-259が保存展示されています。駅舎風のホームと屋根が架けられています。
機関車本体は少々傷み気味なので、そろそろペンキを塗り替える時期に来ているように思いました。
●宇和島市観光協会 和霊神社のページ
(2012年9月訪問)
おお、懐かしい!中学が隣だったので何度行ったか(通過したか!?)数え切れない公園です。多分、人生の中で2番目か3番目に多く行った公園です。SLは昔は野ざらしだったので、これでも保存はマシになってるでしょうねえ。
返信削除>Anonymousさん(三○さん?)
返信削除ありがとうございます。自分の記録が誰かの記憶を呼び覚ますというのも楽しいものですね。
SLは、全国で保存熱が高まっていた時代には「とりあえず置いとけ」みたいな展示も多かったようですが、さすがに雨ざらしでは保存しているのか朽ち果てるのを見せつけているのかわかりませんので、最近は屋根を架けるところが多くなっているようですね。
ところで、中学校の間に数え切れないくらい通過した公園が2番目か3番目って、1番の公園にはどれだけ行ってるのですか(笑)