稲生公園は、すぐ隣に河堀稲生(こぼれいなり)神社があるのでこういう名前だと思うのですが、公園名は「いなお」と読みます。
ちなみに河堀稲生は、No.183で登場した久保神社と同じく四天王寺七宮の一つだということなのですが、河堀稲生の由緒には「四天王寺七宮」、久保神社の由緒には「天王寺七宮」と書かれていました。きっとどちらでも大差ないのでしょうが、多少気になります。
この辺りは天王寺駅からも歩いて10分ほどなので、公園の周囲はマンションや業務ビルなどが多くなっています。ビルの谷間という表現がぴったりですが、しかし直近には幼稚園や専門学校があるので、いつでもなんとなく人がいる感じの公園です。
公園の真ん中に円形のパーゴラと半円形サークルに囲まれたブランコがあります。
パーゴラはNo.177 城南公園で見かけたものと同じデザインです。絡みつく植物のボリュームが出てくると、逆台形のシルエットが引き立って、なかなか良いデザインだと思います。
西北寄りの角の方には低い滑り台、半円形の砂場など幼児向けの遊具広場。ちょっと雑草が多めでした。
そして、ここにも地蔵堂がありました。天王寺界隈の公園は地蔵率高しです。
地蔵堂の物陰には、おそらく辺りで行き場のなくなった五輪塔やら石碑やら石灯籠やらの残骸が集められていました。そうした物件なのでギリギリセーフですが、一歩間違えると不法投棄もしくは不法堆積です。
でも、こういうのも公園がオープンスペースとして地域の中にある証左と言えるかも知れません。
(2012年8月訪問)
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