しかし、この公園がこれまでに登場した公園と異なるのは、「公園なのに、ほぼ小学校に取り込まれてしまっている」という点です。
公園の入口を見てみると、学校施設であるプールの壁に「校庭と公園は時間帯で使い分けます」と書かれた看板が掲げられています。
訪問したのは夏休み中の平日でしたので「一般の方が利用できない時間 月~金 午前8:00~午後4:00」に当てはまるのではないかという懸念もありましたが、門扉は開いていたので中に入らせてもらいました。
写真では黒く飛んでしまっていますが、左側に「久松児童公園」と書かれています |
すると公園内はこんな感じ。
入口にあった看板に従うと、奥の方の校舎に囲まれて中庭状になっている部分が校庭、手前が公園ということですが、誰の目にも一体の校庭です。
戦後まもなくの航空写真では中庭部分と公園部分との間にはうっすらと園路状のものが見え、もともとは一体的ながらも一応の境界があったようなのですが、おそらく「プールが必要」「生徒数が増えたので運動場が必要」などの理由で徐々に学校用途部分の拡大が進んだのでしょう。
これはもう全部が校庭ですよね |
滑り台は学校というよりは公園っぽいモデルかも |
逆に鉄棒に逆上がり補助板があるのは学校っぽい |
もともと公園だったところが「ほとんど学校」になってしまった代わりというわけでもないでしょうが、学校西側のかつては堀割だったところも公園になっており、こちらは普通の公園として24時間開放されています。
もとが堀割だったので、砂場、健康遊具、ブランコ、複合遊具、ジャブジャブ池(幼児プール)などが細長く並んでおり、その横は歩行者専用道を挟んで小学校(および警察署)。非常に見通しがよく、安心して遊べる構成と言えます。
いかにも堀割跡らしい風景 |
ジャブジャブ池は最近にリニューアルされたのかピカピカで、仮設ながらも南国ムード漂う植栽が置かれています。幼児だけに遊ばせておくのはもったいないくらいでした。
安いリゾートホテルのプールくらいには見えませんか? |
(2012年8月訪問)
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