このあたりは、阪神・淡路大震災以前は、駅近の住宅地ではあるものの、農道そのままのような細い道路に面して、古い時期に建てられた木造低層の住宅が建て込んでいる地区でした。震災で大きな被害を受けた後は区画整理がおこなわれ、幹線道路や公園が整備されて新しい住宅地になりました。
その中で高木公園は、地区の拠点的な公園として整備された1haほどの公園で、2004年に開園しました。
公園は、道を挟んで西隣の高木小学校に近い側に石舗装の広場(たぶん下に耐震性貯水槽が埋まっています)、中央には広々とした土の広場、北・西側には遊具広場や水の流れる林があります。
中央の広場 |
N.104の森具公園と同じく、林の下を流れる水路の水源は手押しポンプです。それでも結構しっかりと水が流れているので、よほど子供達に人気なのでしょう。
公園の外周をまわる園路があってウォーキングなどに使えるようになっているのですが、木陰があるのがこの園路の部分だけなので、日射しを除けて休む人と園路を通りたい人が交錯してしまうのが難点のように思いました。
防災目的で広場を広めに、という意図があると思うのですが、もう少し背の高い樹を多めにしてもよかったように思います。
公園西寄りには、近くに住んでいて震災で亡くなった洋画家、津高和一さんの作品をもとにした石造りのオブジェが設置されています。
公園を見つめるオブジェ |
●阪神・淡路大震災モニュメントについてはこちらも
●神戸新聞で公園が紹介されたページ
(2012年5月訪問)
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