神戸市北区と言えば、多くの神戸市民にとっては「六甲山の北側」というイメージが強いのですが、ひよどり台地区は北区の中では一番南にあり、須磨区や長田区と隣接しています。
その中でも一番南がひよどり台南町で、じつは須磨区の東白川台などよりも南にあります。
そんな町にあるのが、ひよどり台南町展望公園です。
神戸市には「展望公園」と名付けられた一連の公園があり、それぞれに関連はないのですが、どこも六甲山系の南斜面から市街地、海岸段丘から海といった眺望が売り物になっています。本ブログでも、これまでにNo.2771 渦森台展望公園、No.2793 住吉台展望公園、No.2966 東垂水展望公園などが登場しました。
しかし、ここだけはどっちを向いて、何を展望すれば良いのかがわかりません。
というのも、公園を囲む4方向のうち、1方向は住宅地、2方向は林、視界が開けているのは残りの1方向だけなのです。
しかし、そこも目の前には道路が通っており、その先に見えるのは名もなき山。
展望というには、かなり微妙です。
でもそれを眺めた場所には、立派な休憩所があるので、やっぱりここから何かを眺めるように設定されているのだと思います。
かと言って、園内側を振り返ってみても、見えるのはユニバーサル遊具の数々。
いったん展望のことは諦めて、園内を見て回りましょう。
このシリーズは、曲線を多用した外観に特徴があって子供たちを惹きつける上に、遊び方を限定しないところが特徴です。例えばどちら側からでも上り下りできる滑り台的なもの、
中に入っても、上に上っても楽しくブルルンと揺れるスプリング遊具、
ジャングルジムのようでいて、トンネルをくぐったり、曲線部に座ったりもできるキューブなどです。
その先に、改めて広場があり、そこには若干ですが複合遊具になった滑り台、大人向けの健康器具などがあります。
こちらが滑り台。登り口が階段のほかに、斜め壁登りが付いているところだけが複合遊具的です。
そのまま広場の端っこまで行くと、少しだけ盛土がされて、階段やベンチが付いている箇所がありました。盛土高さは1.5mほどで、条件が良ければ展望台になったのかも知れませんが、目前にまで林が迫っており、どうにも見晴らしが効きません。
いちおう東方を眺めてみますが、どうにも思っていたような展望公園ではありませんでした。
さてところで、ここでもう一度、この写真。青い車の向こう側、道向いにフェンスが途切れている箇所があります。そこには階段があって、それを下りればもう長田区です。
ここに案内板が付いているのですが、次の記事、長田区の獅子ヶ池(ししがいけ)へと続きます。
(2025年8月訪問)













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