神戸市営地下鉄・妙法寺駅周辺では、ニュータウン開発が進んでいる割には字・小字が多く残っており、○○台や○○ヶ丘といった町名に慣れた耳には、逆に新鮮に感じます。
これまで本ブログにも、小字ぬめり石やトン松にある公園が登場したのですが、残念ながら、これらの小字は公園名には採用されていませんでした。
しかし今回は、『神戸市小字名集』にも掲載かつ現役の小字「アチラムキ」を公園名に採用したあちらむき公園。園名標柱からして、存在感に溢れています。
隣に建つ集合住宅とともに整備されたと思われる140平米弱の小さな公園で、2方向は、この集合住宅の擁壁に囲まれています。
ちなみに、小字アチラムキの区域は、この集合住宅と、裏手の20軒ほどの範囲にしか残っていないようです。
改めて園内を見渡しますが、ひと目で全体を把握できてしまいます。
一番奥まで進んで振り返ってみても、見えるものに大差はありません。
施設面の特徴といえば、敷地規模のわりには、ベンチが3基もあるということくらいでしょうか。
以前は高木が何本かあったようですが、きっとこの敷地に対しては大きくなりすぎたのでしょう、伐り倒されて切株が残るだけになっていました。

「あちらむきって、どっち向きよ?」と思いはすれども、園内からは視界が開けないので、前の道まで出て、地域のシンボル・高取山を眺めてみたあちらむき公園でした。
(2025年8月訪問)






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