北海道恵庭市は、札幌市と新千歳空港の間にあり、JR沿線を中心に7万人ほどが暮らす都市です。これの市街地の中心部にあたるJR恵庭駅の東側で、JR線と国道36号に囲まれる一帯が黄金(こがね)地区で、町名で言えば黄金中央、黄金北、黄金南などがあります。
このうち、駅前すぐの黄金中央にあるのが、こがね公園です。
徒歩5分の駅近ではありますが、周りは住宅地なので、公園の仕立ては小広場といくつかの遊具で構成される児童公園仕立てです。
遊具は滑り台、ジャングルジム、2連ブランコなど。児童公園としては標準的なものが揃っています。
遊具は赤・黄・青・緑のハッキリとした色合いが使われており、遠くからでもよく目につきます。
ジャングルジムの赤は、かなり剥げて来ていますが。
どことなく牧場のサイロっぽい色合いのトイレもあります。
愛護会の倉庫の前には、大きな縁台のような物がありました。少し大きいようにも思いますが、ラジオ体操台でしょうか。
ところで、北海道で黄金と言えば、最近は『ゴールデンカムイ』ですが、恵庭には源義経の黄金伝説が残っているそうです。
恵庭市花と緑・観光課のHPに詳しく載っているので引用すると、
平泉の衣川の館で討死したはずの源義経が、実は蝦夷地に逃げて生きていたという伝説が残っています。恵庭の「義経黄金伝説」もそのひとつ。
平泉から逃げてきた義経は、財宝をひとまとめして、恵庭の熊の沢と呼ばれる沢地に埋め、書き付けと、場所を示す絵図、義経の笹竜胆(ささりんどう)の紋のついた黄金づくりの目録を残しました。その後、絵図は四等分され、二片がアイヌの首長の手もとに残ったのでした。
時が流れ、明治時代に入りアイヌ部落に身をよせていた男が、この話しを聞き首長を惨殺して絵図と笹竜胆の紋のついた黄金の目録を奪い、ある男に預けます。この男は、財宝探しに熱中しますが死後、今後はその息子が粗末な絵図を頼りに財宝探しを続け、石狩川上流で、三段の滝付近のラルマナイ川流域に近い熊の沢の山林で絵図面と符号する地形を見付けだしました。絵図はその後転々と人の手に渡りましたが、結局ありかは謎のままになったのです。
だとか。
とくに深い関係はないわけですが、黄金伝説の記憶を残す黄金地区のこがね公園でした。
(2024年10月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿