天神山公園は、神戸市東灘区の御影山手2丁目にある小公園です。
『神戸市小字名集』には、旧御影町西平野村の小字として「天神山(テンジンヤマ)」が収められていますので、ずっと昔には、このあたりに天神さまを祀る社でもあったのかも知れません。
敷地は20間四方くらいの整った形をしており、四周には、公園整備前からあったであろうものも含めて、大きなマツやサクラが並びます。
ただ、傾いたり道路に大きく枝を伸ばしたりしていたものも多かったのでしょう、割と最近に何本か伐られたようで、園内には大きな切株がいくつかありました。
でも、利用者に対して悪影響がなければ、むやみに伐るものでもありません。
園内には地面から30度くらいの角度にまで傾いたサクラがありましたが、樹の下には入らないように小さな柵を作ることで、そのまま大切にされていました。
枝そのものはよく伸びているので、支柱こそ必要ですが、季節になれば人々の目線に近いところに、沢山の花を咲かせることと思われます。
横伸びサクラの枝先あたりから園内を眺めると、少し小さめの滑り台、2連ブランコ、コンクリート製の動物遊具など、神戸市の公園ではおなじみのアイテムが並びます。
敷地全体からすると樹木植栽が占める面積が高めで、遊具は少し隅に寄せられている気もしますが、子供たちの遊び場としても、高木が多い公園のほうが人気だと思うので、ここは程よいバランスになっていると思います。
滑り台の横にあるのは、喉元を大きく膨らませたカエルの遊具ですが、最近はそこいらでカエルを見かけることも少ないので、子供たちが「食べすぎてお腹が膨れたカエル」だと思ってしまわないかが心配です。
カニはボックス状の形が良くできていて、イス代わりにしたり、飛び乗って高鬼をしたり、時にはボールをぶつけたりと、何にでも使いやすい遊具です。
いくぶん伐られたものの、それでも緑あふれる天神山公園でした。
(2024年10月訪問)
天神山公園懐かしいです。
返信削除こんにちは、ブログ作者です。
削除読んだ方が、昔懐かい公園を思い出したり、近所の公園に少しだけ思いを馳せたりしていただくことが、何よりも嬉しいと思って書いています。
コメントありがとうございます。