和泉市役所にほど近い公営住宅の隣で見つけたおりぎし公園。正式名称が平仮名書きのようです。
付近は律令制時代の和泉国府が置かれていた地域であり、公園から100メートルも離れていない位置に現在の槇尾川が流れているので、舟運に使われた土地として「下岸」や「折岸」などの小字や旧地名があったのではないかと考えてみますが、詳しい調べはついていません。
さて現在の公園。
周りを住宅に囲まれて、川や岸のことなど思いも寄らない雰囲気の児童公園タイプの小公園です。
1,200平米ほどある敷地ですが、遊具は複合遊具、鉄棒、砂場を近くに並べて、広場を大きめに取っています。
複合遊具は滑り台が目立ちますが、この赤いところから砂を落とすと、下の青い車が回るパーツは、むかしの小学生の理科教材にあった「砂車」を思い起こさせます。
決まったところから落とすだけではあまり変化がありませんが、砂を入れたペットボトルを手に持って、「羽根のどのあたりに、どのくらいの高さから、どのくらいの量の砂を落とすと羽根がよく回るか」という風に使うと、急に勉強っぽくなります。
大きめのパーゴラが1段高い場所にあることも、遊びの上では面白いと思います。
乳幼児なら少し目線が変わるだけで遊びになるし、小学生なら高鬼なんかに使えるでしょう。
小さな中にも工夫がある、おりぎし公園でした。
(2023年10月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿