槇尾川(まきおがわ)は、和泉山系の槇尾山から流れ出し、和泉市内を貫流して泉大津市へと入り、大阪湾へと注ぐ全長15kmほどの川です。
これの中流あたりの川沿い、和泉市の総合医療センターと一体的に整備されているのが槇尾川公園です。
園内は、大・小2つのブロックに分かれており、川に近い大きい方のブロックにはテニスコートや大芝生広場、周回園路などがあります。
川沿いと書きましたが、敷地形状はけっこう複雑で、下写真で左手が槇尾川の堤防道路、そこから大きく下がったところが公園、奥に見える総合医療センターは堤防道路からもう一段高く盛土したところにあって、でも公園とはスロープで繋がっています。
地域の大病院なので、万が一の洪水の時にも浸水しないように地下2階分を駐車場や免震ピットなどに使い、それでいてメインエントランスと公園とをバリアフリー勾配で繋ごうとしたことで、つなぎ目のところには大きな丘のような空間が新たに作り出されています。
こういう形は人の移動には良いのですが、大斜面があると降った雨が低い方へと流れていき、溜まってしまうのが難しいところ。ここでもテニスコート脇のベンチスペースは水溜りだらけで、雨上がりしばらくは足を踏み入れることができない場所になっていました。
堤防や病院だけではなく、周りの市街地と比べても低い位置にあるので、広場部分もなんとなく湿っぽいように感じられます。
この広場内にも複合遊具と揺れる動物遊具が置かれているのですが、
メインの遊具広場は、ここから一段高いところに、別の小ブロックとして設けられています。おそらく、そこは病院と一緒に改修される以前からあったと思われます。
それがこちらなのですが、訪ねた時は子供がいっぱい集まって遊んでいたので、遠目の写真が1枚だけになってしまいました。住宅に近い場所にある小ブロックなので、いわゆる児童公園仕立てで、滑り台、ブランコ、砂場、鉄棒などが一通り揃っています。
隣の団地の広場とも一続きなので、こちらはこちらで完結しており、性格の違う2つのブロックがくっついている槇尾川公園でした。
(2023年10月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿