気仙沼市の片浜地区は、中心市街地からは南へ3~4㎞ほど離れており、気仙沼中央ICにほど近いあたりです。東日本大震災で大きな被害を受けており、この復興のための土地区画整理事業が実施中なのですが、その中で商業地や工業地に先駆けて整備されたのが、今回の片浜公園です。
すぐ横が気仙沼線BRTの松岩駅(停留所)になっており、本ブログでは駅前公園に分類します。
気仙沼線BRT(バス・ラピッド・トランジット)は、東日本大震災で多大な被害を受けた鉄路の復旧をあきらめて、鉄道敷をバス専用道に転換したものです。ここは途中駅なのでバス停っぽく仕上がっていますが、ターミナルになる気仙沼駅は、元からあった駅構内にまでバスが入っていって、同じホームで鉄道と乗り換えることができるので、独特の近未来感があります。
駅舎を出ると、いきなり公園に直結です。
周りの区画には、まだなにも建っていないので、遠くまで見渡せます。形の良い山は、気仙沼大島の亀山でしょうか。
施設としては、カラフルな複合遊具が目立っています。
緑色の三叉滑り台は、分岐のところで幼児がバランスを崩して転落する事故があったため、自治体やメーカーが改善を進めている物件です。
対象年齢は6歳以上で、事故を防ぐための注意書きもありますが、子供たちがこれを読んで正しく判断して遊ぶということも難しいので、遊具の周りに広くラバーマットを敷く方が良いでしょう。
その他には、2連ブランコや大人向けの健康器具なども設置されています。
これは、鍛えるとか整えるとかではなく、測るタイプの健康器具。
座った状態での前屈の程度を目で見て確認することができるので、目標を決めて、少しずつやってみると良いかも知れません。
周りの街区に工場などが建ち始めると、BRTに乗り換える人の自転車などが放置されてしまいそうな立地ですが、まだまだ復興への途半ばといった感じなので、まずは乗り換えの人が集まるくらいにまでになることが先決です。
松岩駅前の片浜公園でした。
(2023年10月訪問)
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