宝塚市の南部、西宮市との境界にあたる仁川(にがわ)沿いに鹿塩(かしお)地区があります。地域の伝承によれば、奈良・春日大社のお使いの鹿が、色々あってこの土地で亡くなり、それを哀れんだ村人たちが亡骸を塩漬けにして春日大社に送り届けたことから「鹿塩」の名がついたそうです。
いささか取ってつけた感がある伝承ですが、いずれにしても創業者・樫尾忠雄から採られたカシオ計算機とは何の関係もありません。
そんな鹿塩地区にある鹿塩公園。阪急電車の線路と、西宮街道・良元街道などと呼ばれる古い道とに挟まれた小公園です。
一つしかない出入口から入ると、正面に滑り台&砂場、左に2連ブランコと鉄棒、まとまった広場はないという遊具主体のシンプル構造で、ご近所の子供たちのちょっとした遊び場といった使い方がメインになるかと思います。
特徴といえば、すぐ隣を走る電車がよく見えることなのですが、同じような色の6両編成の各駅停車ばかりが走る阪急今津線なので、しばらく眺めていると飽きてしまうように思います。
住宅地の中の小さな鹿塩公園でした。
(2023年1月訪問)
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