8月10日は語呂合わせで「ハトの日」だそうなので、ハトに関係する公園を訪ねます。
大阪市生野区の巽公園は、資料によれば約3.4ヘクタールの面積があり、生野区では最大規模の公園です。
一般道を挟んで大きく南・北2つのブロックに分かれており、もともと北側に2面の多目的グラウンド、遊具広場などがあったのですが、5年ほど前に南側も追加開園されて、やや散漫に施設が入った広場型の整備がされています。
この公園の北側に隣接するのは、目薬や胃薬で有名なロート製薬の大阪本社。
往年のクイズ番組のCMで流れていた♪ロート、ロート、ロート、ロォトセーヤークー の歌でおなじみの風景が壁の向こうに広がっているはずです。上の画像はロート製薬公式Twitterより。
さて園内。まずは大面積を占める北側の多目的グラウンド。2面あってサイズは各々若干異なるのですが、どちらかと言えば正方形に近い方は少年野球、長方形に近い方はサッカー向きかと言えましょう。
とは言えどちらも土敷きのベターッとした広場なので、写真にすると、どっちがどっちかわかりにくいと思いますが。
2つのグラウンドには形以外にも違いがあって、真ん中の通路から見て右手の”野球向き”と呼んだ側はグラウンドの外に植栽があるのですが、左手の”サッカー向き”と呼んだ側はグラウンドの中に植栽があります。
なにか理由があると思うのですが、具体的には思いつきません。
もう一つ大きなスペースを占めているのは遊具広場です。
大きなものや個性的な遊具はないのですが、健康器具も含めて、あちこちにありそうなものが一通り揃っている状態です。
一番大きいのは、この複合遊具。No.3061 巽西足代公園にあったものとパーツの構成はほぼ同じで、取り付け向きだけが少し違っているものです。No.3061では1基で頑張っていましたが、ここでは周りに他の遊具も従えています。
少し引いてみると、こんな感じで揺れる動物や揺れない動物、乳幼児向け遊具が周りを取り囲んでいます。
このほかにも滑り台とブランコが、それぞれ大・小1基ずつ置かれているのは、大阪市の公園では標準的なスタイルです。
幼児用の小滑り台、
同じく幼児用のバケット型のブランコ。
これも幼児用の機関車の遊具。
もう少し大きくて元気な小学生くらい向けの遊具は、ちょっとしたアスレチック遊具があるのですが、私が訪ねた時は一部が故障して使用禁止になっていました。
子供たちはきっと周りにある大人向けの健康器具で遊んでいるとは思いますが、壊れたところは早めに修繕してもらえればと思います。
ここからが南側の追加開園エリア。2車線の一般道を渡った先にあります。
この道路は両側が公園で住宅が張り付いていないため、路駐だらけになっています。
南側もまた東西2つに分かれており、先にできた南西側は健康器具がパラパラと置かれた園地型になっています。
ベンチが並んだ歩道のように見えるところは、道路に歩道がないため、公園内の道路沿い部分を歩道っぽく使えるように仕上げた箇所です。
もっとも東側に渡るところに横断歩道があるわけでなし、安全な歩道とは違って、あくまで「歩道っぽい公園広場」という位置づけです。
道路沿いを歩道っぽくしていますが、園内にはそれはそれで周回園路が通っています。
一方、後からできた南東側は、南西側の倍くらいの広さですが、周回園路-中広場という基本構造は同じです。
どちらも雨水の一時貯留の目的で、園路の片側だけ縁石を少し高くして、その内側に水を貯めるような構造にしているため、どうしても形が似てきます。
多少違うのは、西東側にはロープピラミッドが2基設置されて、遊び場型の要素も加わっている点です。
ただ、北側の遊具広場とは離れているし、間の道路はあまり安全な構造でもないしで、じっさいどれほどの利用があるのかはわかりません。
ハトが集まる巽公園でした。
(2022年4月訪問)
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