以前にNo.1957 岡東中央公園を訪ねましたが、今回は200メートルほど離れたところにある岡東公園を、今にも雨が降りそうな朝に訪ねました。
その名のとおり、淀川を見下ろす位置にある小高い丘の一部が公園になっているため、沿道からは公園の存在がイマイチ伝わりにくくなっています。
それもあってか、道沿いの花壇が充実しています。
もうちょっと天気が良くて、花色が明るく映る時に訪ねないと申し訳ないくらいですね。
ガケ裾の小さな斜面地を上手に使って立体的な花壇に仕上げています。
園内への出入りは、階段とスロープとを選べるようになっていますが、どちらも結構な急勾配です。
階段を通って丘の上に出ると、隣に建つお寺の屋根と同じくらい高いところに広場がありました。京阪・枚方市駅から徒歩5分ほどのところなのですが、周りからは遠ざかった穴場スポットですね。
もっとも、穴場を期待して登ってきた時にほかの人がベンチを使っていると、失望感も大きいように思いますが。
広場の一角に、盛土山を使った滑り台と2連ブランコがあります。
石の山遊具は、滑り台以外はざらついたコンクリート仕上げなので、階段を含めてどこからでも登っていけるようになっています。
園内には日吉神社旧趾の石碑がありました。
解説板を読んでみると、つい最近に山裾の道向かいから移転してきたようです。
■現地の解説板より元当地に在った日吉神社は岡村の氏神で、大山咋神、大国主神を奉祀し、山王大権現と称した。往古、洪水に際し、日吉大神の御神体流れ来たり、村人が家に持帰ったが霊験顕著なるにより、社殿を営み氏神として奉祀したものという。明治5年村社に列し、同42年10月14日、須賀神社とともに伊加賀宮山の意賀美神社に合祀され、万年寺山の旧須賀神社跡に遷座した。この石碑は、昭和6年3月、片山良三氏(三矢町)の揮毫により岡221番地に建てられたが、このたび当地に移設した。令和元年10月 意賀美神社
昔も今も、枚方の街を見守っている岡東公園でした。
(2021年4月訪問)
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