沖縄に詳しくないと読みにくい南風原町本部(はえばるちょう・もとぶ)にある本部公園は、巨大遊具が名物の公園です。
本当は、もっと青空の下でカラフルな複合遊具が映える写真にしたかったのですが、雨模様の日に訪ねてしまった複合遊具は、その名も「野菜王国チンクワーランド(かぼちゃのおうこく)」
現地には設定集が設置されており、それによれば「太陽(ティガ)がさんさんと振りそそぐみどり豊な地、南風原町。その地に豊かな自然と平和をこよなく愛し、こどもたちがのびのびと学び、遊び、育つ事ができる、とても楽しい国がありました。その国の名は”野菜王国チンクワーランド”」だそうです。
ちなみに「ちんくわー」は少し縦長の形が特徴の島カボチャのことです。
では南風原町の名物が「ちんくわー」なのかと聞かれると微妙なところで、南風原町でたくさん作られているのはエビス南瓜なのですね。南風原町観光サイトに紹介されているのも、座りが良い普通のエビス南瓜です。
思うに、島カボチャのような在来のものは生産量が少なく、主流はあくまで生産しやすく全国に出荷できるエビス南瓜なのでしょう。
南風原町観光サイトより |
さて、そんなカボチャ談義はさておきのチンクワーランドですが、メイン遊具はカボチャ国王が住むというマガー・チンクワー宮殿。中央にある3階建てのデカカボチャです。
中央の宮殿タワーの左右にも同じくらいの高さのタワーがあり、スパイラル滑り台がある方が「ウージ村の展望タワー」、ない方が「ストレリチアのドキドキブリッジ」と名付けられています。
それぞれの間はネットトンネルの橋でつながっている構造で、橋を渡るときはけっこう怖そうです。
ちなみにウージはさとうきび、ストレリチアは極楽鳥花。あれ、野菜じゃないんだ!
「ナンクワー谷の急流すべり」は、ロング滑り台。宮殿にあるチューブ式の滑り台とは違って、周りがよく見える開放感が味わえます。
ナンクワーも沖縄の在来カボチャのことですね。
「ビュウリー伯爵の学び舎」は、小ぶりなアスレチック遊具がたくさん並ぶ低学年向けくらいの遊び場。
ビュウリーは沖縄方言ではなく、南風原町が力を入れているヘチマのブランド名(美瓜)です。
ひとつひとつのアスレチック遊具も、よその公園ではあまり見ないようなものがあって、なかなか面白いですね。
この鬼の縄跳びみたいな太綱が吊るされた遊具が最たるもの。太すぎますが、ヘチマのツルをイメージしているのでしょうか。
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