兵庫県明石市の東部に柿本人麻呂を祀る人丸神社があり、この社の建つ丘が人丸山と呼ばれています。
現在は明石市立天文科学館が建つ、すなわち日本標準時を示す東経135度の子午線が通る場所としても、明石市のシンボル的な存在となっています。
この丘の東側に、人丸山公園があります。というか、人丸神社の参道脇から道を外れると公園に入っていくような位置関係です。
公園そのものは山裾の斜面地で小さな園地があるだけなのですが、上述のようなシンボリックな丘にあるので、出入口には「時のふるさと明石」のモニュメントが置かれています。
でも「時」が明石で生まれたわけでもないのに「時のふるさと」は言いすぎなようにも思います。
これは日時計のようにも見えますが、実際は時計盤・羅針盤をイメージしたベンチのようなもの。
こちらは柿本人麻呂の歌碑。百人一首にも収められている「あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む」です。
誰かが生けた一輪挿しも美しい人丸山公園でした。
(2020年3月訪問)
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