2535/1000 名護市宮里公民館の前の遊び場(沖縄県名護市)

2020/09/15

沖縄県 狭小公園 社寺御嶽 名護市

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さて、2001年(平成13年)の祝日法改正で「敬老の日」が9月第3月曜日と定められてから20年くらい経つわけですが、昭和生まれのブログ作者にとっては、相変わらず9月15日の方が馴染み深いままです。そこで本日は、お年寄りにちなんだ公園の記事です。

名護市街地の西部にあたる宮里地区を歩いている時に、たまたま公民館前の遊び場を見つけました。と言っても、遊び場専用というわけでもなく、拝所や井戸など古くからの地区の共有アイテムがあるスペースに、滑り台を設置した程度のものです。

滑り台はコンクリート製の1階段2滑り部タイプ。

見ての通り古いもので、遊具メーカーというよりは土木建築の方がイチから設計したような雰囲気です。
2本の滑り部と階段とを、中央の柱1本で受けてバランスをとっているあたりが、なかなか高度なテクニックです。

滑り部の出口のところの段差でゴツン!とならないようにした工夫が加えられている点にも、関わった方々の心配りが見て取れます。

そして、この滑り台の中央の柱に刻まれているのが「贈古希祝記念」の文字。贈ってくださった方のお名前や年月はかすれて読みづらくなっていますが、とにかく地区のどなたかが古希を記念して作ってくれたもののようです。
自分が年を取った時に、子供たちのために遊具を残そうと考えた心持ちが嬉しいですね。

そして、それを井戸や拝所のある場所に置いたのも、良い選択だったと思います。
集落にとって大切な場所に、子供たちが早くから親しめるようになるからです。

まぁ多少のいたずらなどはついて回ったことだろうと思いますが、大人たちがこうしたものを大事にしている姿を見せるというのも教育の一環です。

思いがけず、色々なことを考えた名護市宮里公民館の前の遊び場でした。

(2019年12月訪問)

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