さて、古代の道路と聞くと、つい「地形に沿ってグネグネした山道のような道」を想像してしまいますが、飛鳥~奈良時代にかけて律令国家が整備した官道(古代官道)は、幅10~40メートルもの道が時に30キロ以上もの直線区間をもって全国の国府や郡家などの主要公共施設を結ぶ壮大なもので、「古代のハイウェイ」とも称されるほどのものです。
参考:岡田地区遺跡の西海道(古代官道) 筑紫野市HPより |
そして、この時代に九州の中心であった大宰府の朱雀大路から、南の二日市温泉(筑紫野市)方面へと真っすぐ伸びる古代官道があったと考えられています。
温泉地に残る大きな道なので、付近の地名が「湯大道(ゆだいどう)」。そこにあるのが湯大道公園です。
...と大きな話から始まりましたが、実際の湯大道公園は、JR二日市駅西側の住宅地で、川と道路とに挟まれた小公園です。
南北に長い敷地の中央にパーゴラを置き、南側が土敷きの広場、北側が遊具コーナーになっています。
すぐ近くに保育所や小学校があるせいか、公園の規模の割には大きな複合遊具が設置されています。
三角形の飾りがついて、どうも魚をデザインしているらしい遊具は、滑り台、ブランコ、ターザン遊具などが複合しています。
特筆すべきはターザン遊具のパーツで、レールはそれほど長くはありませんが、ブランコ風の座板(座丸太?)+曲線を描くレールということで、なかなかスリリングな乗りこなしができると思います。
訪れたのが雨上がりでなければ、ぜひ乗ってみたかったところです。
そしてパーゴラの周りには、前後に揺れる動物遊具が集まっています。
砂場はひょうたん型。
温泉街からは少しだけ離れたところにある湯大道公園でした。
(2019年11月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿