今日はエイプリルフールなのですが、冗談みたいな本当の公園をご紹介します。
それが「ポンジュース発祥の地の碑がある小公園」で、正式な公園名は不明です。
松山市西部の三津(三津港)地区を歩いていたら、戸建住宅地の開発に伴って整備されたらしき狭小公園を見つけました。
園名板もないので、市に移管されていない民間管理のものかも知れません。
そうした位置づけの公園にはありがちなのことなのですが、遊具はあまり手入れされておらず、地面にはイシクラゲが出まくっています。
イシクラゲは陸生藻類の仲間で、乾燥しているとカサカサなのですが、雨が降るとヌルヌルになって膨らみ、足をとられる厄介者です。でも食用にもなるらしいので、一方的に厄介者と決めつけるのも気の毒ですが。
あまり気乗りのしない公園なのですが、奥の方になにかの石碑が見えたので行ってみると、これが掘り出し物!
そう、そこに「ポンジュース発祥の地」の石碑があったのです。
なんだって岩から生まれるわけではないのでどこかに発祥の地があって当然なのですが、こんなところで偶然出くわすとは驚きです。
建てたのは、ポンジュースの製造元である愛媛県青果販売農業協同組合連合会(ただし、現在はここから分離独立した(株)えひめ飲料が製造)のようです。
石碑に刻まれたロゴは、現在のものとは違いますね。< /p>
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2020年現在のポンジュースのロゴ |
石碑とお揃いの白御影石のスツールも置かれています。
こころなしか、石碑の周りだけきれいに清掃されているようにも見えます。
欲を言えば、せっかくの公園なので、石碑だけではなくミカンの樹の一本でも植えてもらえればよかったのですが、それらしい植栽はありませんでした。
おそらく戸建住宅地ができる前は、港に近いこの場所にポンジュースの製造工場があったのでしょう。
そんな昔に思いを馳せる、ポンジュース発祥の地の碑がある小公園でした。
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