温泉地として有名な湯河原ですが、実際の温泉街はJR湯河原駅から西へ1~2キロ入った谷あいにあります。
駅の東側から海までの1キロほどは緩斜面地になっており、源頼朝を助けて活躍した土肥実平の屋敷などがあった土地だと伝えられています。
そんな湯河原市街地の中心部、駅まで徒歩5分ほどのところに、区画整理事業で生み出された桜木公園があります。
1953年(昭和28年)に始まった当地での区画整理事業は、総面積55ヘクタールで現市街地の南半分程度を対象としており、1970年(昭和45年)までかかっています。
その記念碑が園内にありました。
ちなみに区画整理事業にともなう公園整備にあたって、多数の樹木を寄付されたという足立四郎さんのお名前が記されたプレートもありました。
さて、その園内ですが、新都市の中心的な公園として集会やイベントに使いやすい集会機能が重視されたのか、敷地の8割方が土敷きの広場になっています。
西端まで行くと小さなステージ状の階段があり、この階段を登ったところが遊具コーナーになっています。
遊具は金属製の滑り台、4連ブランコ、鉄棒など。それほど目立つものはありません。
広場の一角には、湯河原町が各所に設置している大掛かりな健康器具もありました。
でも、いちばん目立っていたのは、火の見櫓と防災無線塔を兼ねたようなタワーです。
いつ頃のものかはわかりませんが、周りにあまり高い建物がないので、ちょっとしたシンボルタワーのようになっていました。
きっと春になればサクラが咲き誇るのであろう、湯河原町の桜木公園でした。
(2019年10月訪問)
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