近鉄・荒本駅の周りは、昭和の中頃までは農村だったところに、近畿自動車道や大阪中央環状線などの幹線道路が通り、流通団地が開かれたという土地柄です。
横枕北公園は、農村だったところと流通団地の境界部分にあり、なんとも言えぬボーダー感のある小公園です。
南北方向に長い長方形をした園内は、中央にカイヅカイブキの列植を置いて敷地を二分しています。
北側は多目的広場なのですが、訪れたときはかなり草に埋もれていました。
ただ、放ったらかしになっているわけでもなく、一部分だけ刈り込まれています。
しかし園路状というでもなく、幾何学的というでもなく、どういう意図なのかわかりにく刈り込み方です。
そして、カイヅカイブキの南側は、ベンチ、休憩所などとともに、遊具のあるスペースになっています。
こちらも草が一部分だけ刈り込まれていますが、これは面的になっており、「遊び場スペースを確保するために刈った」と言えないこともありません。
遊具は小さな複合遊具、ブランコ、砂場など。
さすがにブランコの下や砂場の中には草が生えていません。
複合遊具は、幼児向けのコンパクトなもの。ほぼ滑り台と言ってもよい構成です。
モチーフとしては「天体観測」のようで、太陽系のようなボードが付いていました。
デッキの横には、望遠鏡も。
いちおう覗いてみましたが、道向の電柱くらいしか見えませんでした。
そして、足元を固定されて回らなくなったコーヒーカップ的回転遊具もあります。
このように回らなくなってしまった状態のものは、遊具と呼ぶべきなのか、単なるイスだと考えるべきなのか、いつも迷います。
シロツメクサに包まれた横枕北公園でした。
(2019年6月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿