神戸市垂水区のJR・山陽電鉄の塩屋駅は、塩屋谷川が海に注ぐ河口のすぐ東にあります。
この河口から500メートルほど北上した川沿いの西向き斜面あたりの旧字名が獅掛(ししかけ)。なんだかカッコいい字面ですが、なにかいわれがあるのでしょうか。
獅掛公園は、その西向き斜面を使った段々切りの小公園です。
公園とは直接関係ないのですが、公園の斜面下側の出入り口付近が、坂道ばかりが交わる交差点になっていて、コミュニティバスの停留所が設置されています。そこにあった善意のイスがなんとなく美しかったので記録。
重い切り株をここまで持ってくるのは、中古のイスを持ってくるよりも、さぞ大変だったことでしょう。
さて、交差点から公園に入り、階段を上っていくと、まず大人向けの健康器具が設置された小段に出ます。
ただでさえ西向き斜面だし、上にはクスノキの大枝が張り出しているしで、陽あたりが悪いのでしょう、健康器具の木部がジメジメしていて、あまり使おうという気にはなりませんでした。
谷の向こう側への眺めは良いのですが。
そこからさらにガケの階段を上っていくと、滑り台やブランコのある小段に出ました。
じつはここは、バス乗り場のところから車道の坂道でグルっと回り込んできたガケの上部にあたります。つまり公園内の階段を通って、坂道をショートカットできるようになっているのです。
この段には滑り台、パーゴラやブランコなどがあります。
ガケを貫くあまり、どの写真も水平がうまく取れていない歪んだ感じの写真になってしまう獅掛公園でした。
(2018年12月訪問)
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