浅原公園は京都の桂地区で、阪急桂駅と桂離宮、桂川に囲まれた一角の住宅地にある小公園です。
大雑把に言って園内の西半分が遊具のある園地、パーゴラで中央を仕切って、東半分が背の高いフェンスに囲まれてボール遊びなどのできる広場になっています。
取り立てて変わったところはない公園なのですが、その中で目についたのはブランコの木製座板。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、立ち乗りをした時の両足部分の木が削れて、中央部よりも1センチくらい凹んでいます。
京都らしい歴史の風格とは無縁ですが、この公園が積み重ねてきた年月の一端を感じます。とは言え、実際は数年くらいでこうなってしまうのかも知れませんが。
もう一つ目についたのは、コンクリート製の幼児向け滑り台。奥に見えている一般的なサイズのものはよく見かけますが、このサイズは初めて見たかも。
大・小並んでいるところが絵になります。
あと、川沿いの平坦な土地にわずかながらの変化を与える盛土山。
しっかりと森になっており、目立たちはしませんが、子供の遊び場としては意外にポイントの高い物件です。
大きめのパーゴラからは、園内の東西両サイドを見渡すことができます。
東側の広場(グラウンド)で目についたのは、半割丸太を大胆に使ったベンチ。
苔むすほどに年季が入っていますが、まだまだ現役です。
見かけたのが雨上がりだったこともあり、客観的には「そろそろ交換したほうが良いのでは?」と思うのですが、一方では、ブランコの座板も含めて木材へのこだわりのようなものも感じて、それはそれで貫いて欲しい浅原公園でした。
(2017年10月訪問)
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