1641/1000　中央町第4公園（埼玉県春日部市）-日本1000公園

埼玉県の春日部市は、クレヨンしんちゃんの舞台にもなっている住宅としとして知られていますが、古くは日光街道の宿場町として栄えた町でもあります。
中央町第4公園は、そんな春日部市の中心である東武・春日部駅の南側、市役所などもある中央町にある小公園です。

資料によれば中央町には第1～第10までの公園があるのですが（ただし第1公園は市立病院の移転先になっているため一時廃止中）、その中ではもっとも駅に近く、周りに商店なども多いので、何かと使い勝手の良い立地だといえます。

そのため、園内にはイベント用のステージがあります。
公園の規模からすると大きすぎるほどですが、普段は日除け、雨除けとして使えるので良いことにしましょう。ただし、そのためには園内側からステージに上がれる階段も欲しかったところです。

その他の園内は、正方形に近い敷地の中央部に大きく広場を取り、四角のうちの三角に置かれた出入口どうしを直線的に結ぶことで、広場を通り抜けやすいようになっています。

もっとも広場の中央にはケヤキを植えて、その周りにサークルベンチを置くことで、ただ通り抜けるだけではなく、この辺りに人が滞留しやすいように考えられています。

そして広場利用の妨げとならないような隅の方に、幼児向けの小さな遊び場と、大人向けの健康器具が置かれています。
遊び場の方は、以前はもう一つ遊具があったような跡が見られましたが、実際にあったのは砂場のみ。幼児たちを引きつけるには、やや力不足のように思います。

一方の健康器具は、広場とは土堤で切り離された目立たない場所にあります。

腹筋ベンチ、平行棒、肋木などが一体化した複合型の健康器具なのですが、色々くっつきすぎていて、使い勝手の方は悩ましいところです。
子供向けの複合遊具とは違って、公園で運動をしようと思う大人は他の人と少し距離を置いて運動をしたいと思うものなので、こうした形で複合型にすることのデメリットもあるように思うのですが、実際の使い勝手はどうでしょうか。