小松公園は、武庫川西岸の住宅地の中にある小公園です。
この付近は武庫川の最下流にあたり、大正時代に大掛かりな河川改修が行われるまではよく川が暴れていた場所なせいか、そうした荒れ地にもよく育つ「松」の付く地名が多いように思います。
もっとも、この公園には松の木はほとんど採用されておらず、高木ではケヤキが多く使われています。
また松の木はグネグネと曲がって育つことが多いですが、この公園はなにかと直線的なデザインが目立ちます。
例えば四角い広場の周りをケヤキやカイヅカイブキで取り囲んで園路と広場とを区分けしてみたり、
場所によっては、広場と鉄棒スペースを並木で区切ったりしています。
ついでに鉄棒の配置も直線的というか、まったく同じ型のものを縦方向に2つ並べたような配置になっているところも一風変わっています。
ちなみに園内には、もうひとつ鉄棒があるのですが、こちらもブランコの安全柵にピッタリと接しており、こちらも一癖ある配置になっています。
このブランコや鉄棒があるのは公園の一番奥まったところで、そのさらに奥に小さな築山があります。
築山への園路は頂上で行き止まりなのですが、そこに東屋があるので、なんとなく行ってみたくなる構造です。
頂上に登ったところで取り立てて眺めが良いというわけではないのですが、チラホラとサクラが植えられており、季節が良ければゆったりできそうです。
しかし、右の行き止まりの道が気になる小松公園でした。
(2017年4月訪問)
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