JR山陰本線の倉吉駅は、No.1538 打吹公園などがある旧市街地からは直線距離で3キロほど離れたところにあります。
ここから旧市街地に向けて旧・倉吉線が通っていた頃は、No.1540 明治町公園で登場した打吹駅が倉吉駅を名乗っていたため、現・倉吉駅は所在町名から上井(あげい)駅を名乗っていました。
上井東公園は、そんな現・倉吉駅から歩いて3分ほどのところにある小公園です。
現・倉吉駅が開業してから100年以上が経ちますが、その駅前は今もまちの中心には成りきれておらず、旧市街地との2極体制が続いています。というか、車社会の現代においては、どちらも中心地としての強みがあまり無い状態です。
この公園の周りも、古い戸建て住宅が軒を連ねています。
敷地はおおまかに土敷きの広場と、草敷きの遊具広場とに分かれています。
広場の方は、とくに背の高いフェンスなどもなく、子供が駆け回ったり、ちょっとしたボール遊びをする程度の規模です。
遊具広場との間には、パーゴラ、桜並木、ブランコなどがあって、両方のブロックを切り分けています。
ブランコは、同じような2連のものが2基置かれています。
せっかくなので1基は座るところを幼児用のものに取り替えても良いように思いますが、周辺市街地の状況からして、どれほど需要があるのかはわかりません。
そのほかには、ラクダ型1の揺れる動物、ラダー遊具、滑り台などがあります。
ラダー遊具とは言いましたが、輪っかがずっと連なったタイプです。
滑り台は一つのデッキから2本の滑り部が出ているタイプ。真ん中の隙間が広めなので、両方にまたがって滑るのは難しそうです。
遊具広場と呼んだブロックも、実際は遊具がない場所がかなり広くて、土敷きの広場と比べても差がないくらいの広さがあります。
その他、園内で目についたものといえば、この仏座から仏様だけ引っ剥がしたかのようなスタイルの手洗い。
手を洗うにしても、バケツで水を汲むにしても、それほど使い勝手が良いようには見えませんが、それが逆に記憶に残ります。
そして、窓の向こうから助けを求めてくるゴム手袋。気づいた時は、一瞬だけですがドキッとしてしまいました。
駅近の割には長閑な上井東公園でした。
(2017年2月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿