園内には戦争慰霊碑など特に平和を意識させる物件があるわけではないのですが、開園は1972年とのことで、ベトナム戦争を背景として「平和」が強く主張された時代ですので、そうした時代を映した公園名なのものなのかも知れません。
園内は細長い敷地形状をしています。
2方向で道路に接する角地にありますが、どちらも路地のような細い道路ですのであまり開放感はありません。逆に言えばオープンスペースが不足しがちな駅前で、よくぞ確保したという立地でもあります。
園内に入ったところにブランコ。
振り返ると世田谷区に多いフクロウ博士タイプのトイレ。しかし、向かって右側に扉が付けられているのは他の公園では見なかった改造です。駅に近いので、色々とトラブルが起きやすい場所柄を反映してのものでしょうか。
少し奥に入ると、No.1366 西宮公園でも見かけたコンクリート製の武骨な滑り台があります。ただし塗装の状態がまったく異なるため、見た時の印象は随分と柔らかく感じます。
平和児童遊園の滑り台 |
No.1366 西宮公園の滑り台 |
そして、敷地の一番奥に変形の砂場が。日除け付きなのが嬉しいところです。
小さな敷地の中で果たさねばならない機能が多いのはわかりますが、ブランコの安全柵の内側に置かれた消火栓、ブランコと鉄棒の隙間に置かれた公衆電話ボックスなど、施設の設置場所には無理が多い西荻窪平和児童遊園でした。
(2016年6月訪問)
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