伊豆大島の交通の要衝・元町港から徒歩数分、港を見下ろし、また海の向こうに伊豆半島や富士山の見える絶景スポットにあるのが長根浜公園です。
「長根」というのは、1338年の三原山の噴火の際に海に流れ込んで冷え固まってできた溶岩が、やがて波に削られて岬のような形で残った部分を指すようです。ただ、その長根そのものは公園からはよく見えず、数10メートルほど北に離れたところにありました。
●現地の案内板より「長根岬(ながねさき)」
1338年の元町大噴火で流れ出た溶岩が溶岩流となり沢を伝わり海岸に流れ込んだ跡です。その頃の地形は今より100mほど先までが陸地だったのです。柔らかな砂や礫、土は波に削られ堅い溶岩だけが残っているのです。
ちなみに所在地は、東京都大島町元町 字「トンチ畑」と言います。どんどんトンチが育ってくるパワースポットのようなものでしょうか。
Mapion地図より |
上の方で「絶景スポット」と書いたわりには、訪問日の都合で曇天の写真ばかりで恐縮ですが、海を見下ろす緩やかな傾斜地に芝生と園路、あとは温泉施設がある広場型の公園です。
元町の民宿や温泉宿に泊まっている方も、天気が良ければ朝の散歩などにちょうど良いと思います。
そして忘れてはいけない名物は、ゴジラの石像。三原山の溶岩でできています。
ゴジラと伊豆大島といえば、1984年(昭和59年)の映画「ゴジラ」で三原山の火口へと誘導されて一度は眠りについたゴジラが、1989年(平成元年)の「ゴジラvsビオランテ」で火口から復活するというストーリー展開がありまして、両者は切っても切れない関係と言えます。
いつか機会があれば天気の良い日に再訪して、写真を差し替えたい長根浜公園でした。
(2015年6月訪問)
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